三井不動産レジデンシャルが2006年に横浜市内で販売したマンション
「パークシティLaLa横浜」の件です。
ついに今日、
杭工事を行った旭化成建材の親会社の旭化成の社長 浅野氏が会見を開きました。
私が気にしているのは、
- 施工はしっかりしていたのに、データがうまく取れなくて、データを流用した のか
- 施工自体がずさんで、これを隠すために、データを流用したのか
です。
- インフルエンザで休んでいた とか
- 実際に施工に失敗した とか
- 杭だけでなく、セメントも とか
いろいろな情報が飛び交っていて、住んでいる方々は、気が休まらないでしょうね。
実際にマンションは、傾いているわけですし。
旭化成社長「深く反省しおわび申し上げる」 マンション傾斜問題
2015/10/20 16:08
旭化成、マンション問題で傾くブランド 浅野社長が記者会見
2015/10/20 16:57
セメント量データも改ざん、横浜の傾斜マンション
2015/10/20 23:00
ここで、IT投資として考えてみます。
故意の改ざんを防ぐのは、実は非常に難しいのです。
例えば、これが過失であれば、
過去の登録データと同じデータが入力されたときに、
警告を表示することはできます。
この警告を見て、担当者は入力誤りに気づき、
内容を確認した上で、再度データを入力することができます。
しかし、故意の場合には、
この警告を無視して登録をすることになりますから、
システムではそのデータを受け入れざるを得ません。
例えば、これが一度登録したデータを変更するという改ざんであれば、
担当者に変更権限を与えないといった仕様にすることができます。
しかし、最初の登録時において改ざん済みのデータを入力するのであれば、
システムではそのデータを受け入れざるを得ません。
では、どのようにしてこのような改ざんを防ぐことができるでしょうか。
実は、IT投資とは離れてしまいますが、
教育が一番なのではないかと私は思っています。
システムでの検知には限界があります。
システムでできる範囲での制御に加えて、
心理的な抑制効果を含めて、
人間が間違いを起こさない仕組みを確立する方が有効であると考えます。
そのためにも、今回の改ざんが発生した詳しい経緯を知りたいのです。
何かを変えなければ、この教育も意味をなさないのかもしれません。
今後も情報収集していきます。
今日はこの辺で。 Au revoir, à demain.
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